2009年7月。
あれから気にはしつつも探してはいなかった一戸建て。
ここへきて義父に癌が見つかる。
社宅に住むにあたって猫2匹を嫁の実家に預けていたんだけど、義父には猫が少々ストレスのようであるし、そこへきて癌。
治療のため家計も苦しそうなので猫を引き取るしかなくなってきた。
周りからは「捨てろ」という声が多く、
実父からは「猫のせいで社宅引っ越すとかバカか」とまで言われたが、
嫁が「動物を捨てるタイプ」では無いのは聞くまでもないし俺も気が進まない。
猫を預けたときから「いずれ家を買って引き取る」約束であったし、
家を買う計画は途中まで進みかけていたわけだし、
近いうちに引っ越したほうが子育ての上で良さそうだし、
どうせ引っ越すなら家買っちゃうか30歳!
ってな具合だ。
2009年8月。
というわけで俄然現実味を帯びてきた「マイホーム購入」。
どうしたらいいかわからず、無料の住宅情報誌を通勤途中にもらい続ける日々。
見るページは『中古』!
嫁と相談して条件を決めたんだけど、
俺:4LDK(俺、嫁、娘の部屋と寝室に居間)
本屋やコンビニが近い
牛角やブックオフも欲しい
通勤がしんどくない
嫁:庭
子育てしやすい
周辺環境が良い
という感じで、嫁の「庭」の時点で中古しか目に入らないわけだ。
誌面に気になる物件もちらほら。
嫁の実家から「早く猫引き取って」というプレッシャーもあるのでノンビリもしてられない。
とりあえず不動産屋をチョイスして見に行ってみることに。
誌面から選んだのは「三井のリハウス」。
よく聞く会社だけに電話しても丁寧な応対。大手はそういうとこが安心だ。

着いてみたらその日は祭だった。
大賑わいで花火で混む前に帰らねば。
リハウスに到着すると、対応してくれた担当者が実に腰が低い。
こちらの勤務先や購入条件などアンケートに記入する。
よくよくその担当者と話していたら、
なんと俺と同じ職場(店舗は違うがすげえ近い)に勤めてる人の旦那だっていうじゃないか!^^;
知らない相手じゃなかっただけに、偶然担当者がその旦那だとは世界の狭さを感じないわけにいかない。
・・・狭すぎるだろ!
しかし気恥ずかしい反面、良くしてくれそうで「この人にお願いしよう」という気になってきた。
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